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GENTLE HEART & DELICIOUS FOOD
2007-02-11 Sun 14:57
テレビのCMを観てて、以前観た「かもめ食堂」を今一度観たくなった。
そのCMはこの映画の一場面を切り取ったかのような内容で、
映画を見たときのなんともいえないほっこり感が甦ってきたからだ。
きっとそういう人が多いのでは? あの映画に癒された経験があるなら。

心休まる美味しい食事って大事。
この映画はフィンランドのヘルシンキが舞台なのに、しごくまっとうな
Japanese Traditional Soul Foodの数々が次々と目の前に供される。
(だからお腹空かせたまま観にいくのは厳禁!! ぐぅぅぅぅっと
腹時計が鳴ること必至!!)
傷心で北の国へやってきた片桐はいり演ずる旅行者が、
同じ日本人でありながら地元でたくましく食堂を営む小林聡美演ずる
女主人に出会ったときどれだけ心強かっただろうとか、
小林に作ってもらった食事を食べたとき涙した片桐の心情とか、
痛いほどわかる。
シチュエーションは違うけど、私も食べ物を前に似たような経験が
あるなぁ、と思い出した。

2週間に及ぶ海外取材の旅、旅立つ前も仕事に追われていた私は
出発直前に風邪をひいてしまい、病院で事情を話して薬を多めにもらい
絶不調のまま機上の人となった。行きの飛行機では幸い私の横は誰もいない
3人掛けだったのをいいことに、そこに横たわっていた。
現地に着けばたとえ体調が悪くともスケジュールをこなしていかなければ
ならない。移動に次ぐ移動。心身ともにキツい旅だった。
そんな旅もどうにか終わりが見えてきたある晩、
道中ずっと行動をともにしていたカメラマンは所用があるため、
その夜は私一人で食事をする羽目になった。
しかもその晩は、宿泊していた高級ホテル(ココも記事にするために
泊まっていた)がホテル内のレストランに招待してくれたのだ。
ランチならともかく、高級フレンチのディナーに一人でいくのもな~と
一瞬躊躇したが、もともと食い意地がはっているので(笑)
断るのももったいない!と一人でレストランへ乗り込んだ。
微熱の体を気力で動かして何カ国かを駆け回った半月、
そしてようやくそんな旅も無事終わろうとしている。
きらきらと輝くレストラン内を見渡せば、それなりに裕福そうな
妙齢なカップルが目立ち、それぞれが美味しそうな料理を前に
楽しそうに会話をしている。
そんないろいろな要素が重なり、ピンと張り詰めた緊張の糸が
ふっと緩んだのだろう、目の前に運ばれてきた見目麗しい本場の
フランス料理の輪郭が滲んで見えた。
「ナゼ私ハコンナ遠イ空ノ下、一人デ食事シテルンダロウ」
一瞬、ホームシックの黒い穴に陥った。
でも、それはすぐに隣のテーブルに座っていた老夫婦の
「あなた、アメリカの方?」というご夫人の声でかき消された。
どうやらさっき私がソムリエと話していた会話を聞いていたらしい。
「アクセントがアメリカ人のようだったから…私たちはアメリカから
やってきたのよ」とにこやかに話しかけてくる。
高級ホテルのレストランで一人食事をする浮いてる謎の東洋人が
かわいそうに見えたのかもしれない(こういうときのさりげない
ホスピタリティ、最近の日本ではなかなかお目にかからない。
そういえば、ギャルソンもやたらと気にかけてくれていたような)。
アメリカ英語と思われたのはかなり心外だったが(笑)、
その優しさが身に沁みた。
心身弱ってるときに供される優しさと温かくて美味しい食べ物。
コレでヤラレない人はいない。
それでもやっぱり一人のディナーは寂しかったけど。ああいうところには
一人で行くもんじゃない。とくにカップル社会の海外ではかなり浮きます。

後日談。
その後、日本へ戻ってからも原稿書きに追われ知恵熱?はなかなか
抜けなかったけど無事立派な本になりました。めでたしめでたし。ちゃんちゃん★
「かもめ食堂」コラボCMのサイトhttp://www.pasconet.co.jp/chojuku/cm.html

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