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神々と男たち
2011-03-20 Sun 12:04
一昨日の金曜日、地震の影響で早帰り。金曜900円だし上映時間もちょーど良かったので速攻でシネスイッチへ。
そう、要チェックだった↑を観るために。

賛否両論だって聞いてた。実際、映像の多くが修道院内の出来事で、密室劇特有の閉塞感に捕われることも。
でも何よりこの映画はキリスト教精神をある程度(というか、かなり深く)わかってないと、共感できないのではないか。だから、非キリスト教国である日本では賛否両論となるのでは。
「医療行為とか農業とかはやってるけど、そのほかはほとんど屋内で祈ってるだけでイミないじゃん」って意見もわかる。でも、修道士である彼らの第一の任務は祈りなのだ。それほどキリスト教は祈りの力を信じてるのだ。ただ、それは「~となりますように」のあとに「あなたの御心であれば」という条件がつくんだけど。

当初、ゲリラが刻々と近づいてくる予感に対し、退却するという修道士と残留するという修道士に意見が二分する。でも、日々祈り、意見を交わし合ううち、最終的には全員が残留するということで意見が一致した場面が印象的。このとき、彼らは自らキリストの受難の道を辿る覚悟を決めたのだと思う。それは諦めではなく、悟りという言葉がふさわしい。
いちばん感動したのは、終盤に「白鳥の湖」のドラマチックな旋律が流れるなか、修道士たちがワインを交わしつつ目に涙を浮かべながらも互いに微笑み合うシーンだ。これはまさに最後の晩餐の象りだろう。「とって飲みなさい。これは私の血の杯。永遠の契約の血」という聖変化のときの一節を思い出した。そしてラストで、ゲリラたちに促されつつ激しい吹雪の山道を昇る彼らの姿が、ゴルゴタへの道行きを暗示させた。

劇中読み上げられる修道院長が記したとされる遺書のしめくくり、「アーメン、インシャラー」が胸に迫る。イスラム教に敬愛の念を示し造詣が深かった院長のこの言葉こそ、この映画のタイトルにふさわしかったのではないか。宗教間のあれこれで不可能なのかもしれないけど。

とくにこの時期、祈りについても考えさせられる映画でした。

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